マネー教育、お金に強い子どもを育てるには

「マネーリテラシーを身につけたい、そして子供にも身につけて欲しい」

そう考えている親御さんは多いのではないでしょうか。
でもそもそも何をどのように教えたら良いのか・・・そして自分もちゃんと理解できていないのにどう子供に家庭の中で伝えたらいいのか・・・わからない><
私HARUmamaもその1人。

何かヒントはないかと探して見つけた
【お金に強い子どもの育て方】
という本の書評を書かせていただきました。

出版社:日経BP
発売日:2019/12/20
本の長さ:183ページ

概要

日頃お金のことを様々な角度から考え尽くしている経営家計運用のプロ12人がそれぞれの家庭でやっている「お金に強い子どもの育て方」をインタビュー。どんなマネー教育をしているかをまとめた一冊。
この本は、『日経マネー』2019年3月号〜2020年2月号に掲載した「お金に強い子供の育て方」を基に再編集したものです。

12人のプロ
第一章 無駄遣いはダメ。ケチもダメ

  • パックン(タレント)
  • 柴田陽子(ブランドプロデューサー)
  • 吉川淳子(ロイターニューヨーク・経済ジャーナリスト)

第二章 稼ぐ力を育てる

  • 佐藤可士和(クリエーティブディレクター)
  • 森岡毅(マーケター 刀 代表取締役CEO)
  • 田中靖浩(公認会計士 文筆家)
  • 塚原哲(ファイナンシャルプランナー)
  • 花輪陽子(シンガポール在住 ファイナンシャルプランナー)

第三章 お小遣いのあげ方、使わせ方

  • 渋澤健(コモンズ投信 取締役会長)
  • DUKE。(個人投資家)
  • 横山光昭(ファイナンシャルプランナー)
  • 井村俊哉(個人投資家 元お笑い芸人)

お金は汚いものではなく、上手に付き合うもの

日本にはお金について公に話すことは、はしたないとか下品だとかいう風潮がいまだに残っているように感じます。
家庭でお金について学ばせている親はまだまだごく少数なのではないでしょうか。

私は自分の大切な時間を切り売りしてお金を稼ぐ方法しか知らず、抜け出す方法も知らずに過ごしていました。
そんな時に興味を持った投資の世界。学べば学ぶほど、なぜ今まで誰も教えてくれなかったんだろうと思いました。
それは、親もマネー教育を受けずに育ったから。

自分の信じる“マネー教育“を実践されている12人方の話はとても興味深く、参考にしたい、実践したいエピソードがたくさんありました。

親が願っているのは、子どもがお金と時間を大切にする習慣を付けること。経済的にも精神的にも自立した大人になれるよう、「稼ぐ力」を育むこと。自分の損得ばかりを考えず、誰かの幸せのためにもお金を使える人になってくれること

【お金に強い子どもの育て方】

お金には限りがあることを伝える

多くの子どもは小さい頃から何でも買ってもらえて、お金には限りがあること、一生懸命親が働いて稼いだものだという感覚がないことが多い。
お金には限りがあり、その限りの中で生きていくことを学ぶ必要があり、家庭ではそれを教えることが重要だと思います。

例えば、シンガポール在住ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんが行っていることが本には書かれています。

シンガポールで通常の支払いはキャッシュレスですが、子どもにモノを買う時はわざと現金を使います。例えば10ドルのおもちゃを買う場合には2ドル札を5枚見せて「これだけお金がかかるんだよ、お菓子代の何倍だね」と、モノの値段を実感できる工夫をしています

【お金に強い子どもの育て方】

よくやるのが「2ドルの買い物トレーニング」です。2ドルを渡して近くのお店に一緒に行き、お買い物を自由にさせる。小さなおもちゃを買って、その後それを忘れてしまったり、無くしてしまったりすると、「あれは良い買い物だったかな」と問いかけます。

【お金に強い子どもの育て方】

「お金はパパとママが働き稼いで得たもの。使える額には限りがある」という話もします。高価なものは「高いから簡単には買えないよ」とはっきり言います。

【お金に強い子どもの育て方】

実践したいエピソードが他にもたくさん載っていました。

まとめ 

しっかりとした知識や経験があるわけでもない自分が子どもに教えてあげられるマネー教育とはなんだろう。

私の結論としては、マネー教育にこれが正解!はないということ。
親が信じる“生き方“を正直に自分らしく子どもに見せ、伝え続けること
それこそがそれぞれの正解となるマネー教育だと私は思いました。

お金のプロも、富を得た起業家も、有名人もそれぞれ。
お小遣いを渡す、渡さない、これも伝え方、見せ方でどちらでも教育はできることがわかりました。

大切なことは、「お金を持つこと、稼ぐこと、増やすこと」や、それを話すことは決して恥ずかしいことではない。ということを親自身が子どもに見せることだと思います。


『子供のことを1人の家族の一員として認め、家庭で起きているお金の流れを隠さない、話し合う、見せる、を積極的に行う』
まだ息子は1歳10ヶ月ですが、私たちの会話を聞いていると思います。今日からほのパパと家計のこと、仕事のこと、やりたいことをたくさん話して、それを息子に聞かせていこうと思います。

それをうちのマネー教育の第一歩としたいと思います。

今回紹介した本はこちら

「マネーリテラシーを身につけたい、そして子供にも身につけて欲しい」 そう考えている親御さんは多いのではないでし…

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